脳神経内科このページを印刷する - 脳神経内科

診療方針

当院脳神経内科は、地域貢献や各大学病院の協力目的に、平成20年度から慢性期医療として神経難病病棟を運営しております。病院の医療検査機器は十分ではないため、初期診断は各大学病院に依頼していますが、施設入所や急性期病院の入院適応困難な神経難病末期に対しての長期入院対応を行っています。

急性期地域医療に対しては、高齢者医療として科の隔たりなく心不全、肺炎などの入院対応を積極的に実施し、脳血管障害対応指定病院には認定されておりませんが、他院での対応困難な脳梗塞、脳出血、痙攣疾患、髄膜炎などに対してもできる限り入院加療協力していく方針です。

令和元年6月より、「神経難病外来」(水曜午後、予約制)を開設しました。
神経難病とは神経系の病気の中で、はっきりした原因がわからなかったり、治療法がないものです。パーキンソン病、進行性核上性麻痺、大脳基底核変性症、脊髄小脳変性症、筋萎縮性側索硬化症、重症筋無力症、多発性硬化症などがあります。根本的に治すことは難しいですが、日常生活が可能になるような治療法があるものもあります。治療法がなくとも医療とかかわることで少しでも生活しやすくなることが可能です。当院では診断から治療、診断書の作成、在宅療養のための介護・福祉サービスの紹介まで専門的・総合的に診療いたします。

「神経難病外来」の開設について

標榜診療科名の変更について(平成30年10月)

平成30年10月1日より、標榜診療科名を「神経内科」から「脳神経内科」へと変更いたしました。

これは、従来「神経内科」の病名が「精神科」や「心療内科」と混同されることがある一方、専門医療を必要とする患者さんが適切な時期に受診できないことも見受けられるため、脳・神経・筋疾患を内科的専門知識と技術をもって診療する診療科であることを明確にするものです。

一般社団法人 日本神経学会からのお知らせ(平成30年3月)

スタッフ紹介

医長:作田 英樹 獨協医科大学脳神経内科講師
日本内科学会認定医
日本神経学会認定専門医
医長:渡邉 悠児 獨協医科大学脳神経内科講師
日本内科学会認定医
日本神経学会認定専門医

外来診療

  月曜 火曜 水曜 木曜 金曜
午前 作田 英樹 -- -- 渡邉 悠児 --
午後 作田 英樹 渡邉 悠児
(頭痛外来・予約制)
作田 英樹
(神経難病外来・予約制)
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病棟の診療について

慢性期病棟(神経難病病棟)は、筋委縮性側索硬化症、パーキンソン病、多系統委縮症、脊髄小脳変性症、クロイツフェルト・ヤコブ病、多発性硬化症、重症筋無力症、筋ジストロフィーなどの疾患がこれまで入院されております。ベッド上全介助、胃瘻、気管切開などの神経難病末期の対応をリハビリも行いながら行っております。ベッドの空きがある際には、在宅介護の支援目的に、3ヶ月毎の約1週間のレスパイト入院(*)も実施しております。

*レスパイト入院とは在宅の患者さんに一時的に入院していただき、必要なケアやリハビリテーションなどを提供するとともに、家族などの介護者に一時的な休息を提供するものです。

急性期病棟では、老年科としての地域医療協力を目的に、脳神経内科疾患以外の一般内科疾患(肺炎、心不全、尿路感染、食欲不振、嚥下障害など)の入院対応とともに、脳梗塞、脳出血、痙攣疾患、髄膜炎などの神経内科疾患対応も行っております。検査設備が十分ではないため、症例によっては大学病院などの高次機能病院への紹介もさせていただきます。

神経難病ネットワーク活動

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