病院長ご挨拶
当院は、昭和4年(1929年)に傷痍軍人および結核の療養所として開設され、戦後は結核、重症心身障害、神経難病の診療および療養を行ってきました。平成16年(2004 年)の独立行政法人化を機に独立採算が求められ、地域の総合病院として生き残る道を選びました。これまでの結核、重症心身障害、神経難病の診療を維持しながら、地域医療を守るための病院整備を開始しました。平坦な道ではありませんでしたが、地域医療支援病院に認定され、輪番制病院として二次救急を行うまでになりました。また、新型コロナウイルスにおいても、流行当初から診療を開始し、国立病院としての政策医療も担ってきました。更に地域医療に貢献できるよう、診療科の拡張や充実など病院整備を現在も継続しています。また、医療技術だけでなく、接遇にも力を入れています。職員には、自分の家族のように患者さんと接するよう日々教育を行い、定期的に接遇研修も行っています。宇都宮市は、2018年をピークに人口減少に突入していますが、このような取り組みにより、2023年度の患者数は2019年度に比較し約2割増え、病院の進化は続いています。
今後、少子高齢化が進むことで医療に対するニーズも変わっていくことが予想され、新たなニーズに対応できるように病院も変わっていく必要があります。ダーウィンの「種の起源」では、「生き残る種とは、最も強いものでも最も賢いものでもなく、最も変化に適応したものだ」と書かれています。過去に固執せず、常に時代の求める医療が提供できるように、柔軟性を持った病院運営を心掛けています。
引き続き、高い医療技術を維持・更新するとともに、患者さんが心地よく診療を受けられる環境整備も継続し、地域医療に更に貢献できるよう努力していきます。
国立病院機構 宇都宮病院をよろしくお願いいたします。
今後、少子高齢化が進むことで医療に対するニーズも変わっていくことが予想され、新たなニーズに対応できるように病院も変わっていく必要があります。ダーウィンの「種の起源」では、「生き残る種とは、最も強いものでも最も賢いものでもなく、最も変化に適応したものだ」と書かれています。過去に固執せず、常に時代の求める医療が提供できるように、柔軟性を持った病院運営を心掛けています。
引き続き、高い医療技術を維持・更新するとともに、患者さんが心地よく診療を受けられる環境整備も継続し、地域医療に更に貢献できるよう努力していきます。
国立病院機構 宇都宮病院をよろしくお願いいたします。
2024年8月
病院長 杉山公美弥
病院長 杉山公美弥