初期研修プログラムこのページを印刷する - 初期研修プログラム

初期研修プログラム(当院は協力型臨床研修病院)

1 基幹型病院名: 獨協医科大学病院
2 研修内容(領域):

聴診器地域医療研修の1~2ヶ月間を結核を中心とした呼吸器内科・神経難病を中心とした脳神経内科・重症心身障害を中心とした小児科・在宅医療に対応した外科の4科を2~4週間ずつ、あるいは1~2の科に特化して研修する自由選択制です。

3 研修期間: 1ヵ月間
4 プログラムの特徴:
  1. 上記の4領域は大学病院のような急性疾患中心の医療機関では診療する機会の少ない分野ですが、地域医療の理解と実践には重要な領域であり、これらを研修医個人が自由に組み合わせて包括的に研修できる点が当院独自のプログラムです。
  2. 具体的には、外国人患者が増加している結核の治療・管理・DOTS(直接服薬確認療法)の実際、神経難病における慢性期・終末期の管理、重症心身障害でのチームアプローチ(医療・看護・栄養・リハビリ・療育など)、在宅医療における外科的処置の知識と技術など、多彩な分野をコンパクトに研修できるのが当プログラムの特徴です。
  3. 研修医は診療チームの一員として行動します。つまり、外来・病棟・検査・ 手術・各種カンファレンスなどに参加して市中病院の地域医療を実践します。

【研修スケジュール 例】 各診療科の研修は研修期間内で柔軟に組み合わせます。

 
1 在宅外科

オリエンテーション

午前:病棟

午後:手術室

730 カンファ

午前:内視鏡

午後:手術室

730 カンファ

午前:病棟

午後:手術室

730 カンファ

午前:病棟

午後:在宅研修

730 カンファ

午前:病棟

午後:病棟教育回診
2 小児科
(重心障害)

オリエンテーション

午前:病棟

午後:病棟

 

午前:入浴介助法

午後:人工呼吸器

 

午前:食事介助法

午後:リハビリ

 

午前:病棟

午後:在宅研修

 

午前:病棟

午後:病棟教育回診

2 呼吸器内科
(結核など)

オリエンテーション

午前:病棟

午後:気管支鏡

 

午前:病棟

午後:病棟

 

午前:病棟

午後:カンファ

 

午前:病棟

午後:在宅研修

 

午前:病棟

午後:病棟教育回診

3 脳神経内科
(神経難病など)

オリエンテーション

午前:病棟

午後:病棟

 

午前:病棟

午後:病棟

 

午前:病棟

午後:物忘れ外来

 

午前:脳内外来

午後:在宅研修

 

午前:病棟

午後:病棟教育回

5 在宅医療研修
(訪問診療同行研修):
2016年度より当院連携医の協力の下で、在宅医療研修(訪問診療に同行)を開始します。1回(半日)で計4回/月の在宅研修を通じて、下記目標を目指します。
≪一般目標≫(GIO)
  1. 在宅医療の概要を説明できる
  2. 在宅医療と病院医療の相違と関係を説明できる
  3. 在宅医療に関わる多職種(医師、歯科医師、薬剤師、訪問看護師、ケアマネージャー、MSW、理学療法士など)の業務内容を説明できる
  4. 地域包括ケアシステムにおける多職種協働について説明できる
  5. 終末期患者や障害者などにおける在宅医療の意義を説明できる
≪在宅医療(訪問診療)協力施設≫(順不同)
  • 村井クリニック(村井邦彦 先生)
  • ひばりクリニック(高橋昭彦 先生)
  • いちはらファミリークリニック(市原征洋 先生)
  • さつきホームクリニック(月永洋介 先生)
6 内科病棟研修: 2017年度より総合診療医(志水医師)の協力の下で、主として内科入院患者の病棟研修を開始します。1回半日で3回/月の病棟教育回診(攻める問診、身体診察などの診断戦略)を通じて、下記目標を目指します。
≪一般目標≫(GIO)
  • 入院患者の診療・治療に必要な基本的医療面接、身体診察、臨床推論などを習得する。

関連資料